大分県で大規模な土砂災害 消防団員が死亡
大分県では、断続的に雨が降り続き、大規模な土砂災害が起きた。
大分県内ほぼ全域に出されていた大雨の特別警報は6日、全て解除された。しかし、大気の状態が非常に不安定となっていて、現在、県の西部や大分市などに大雨警報が発表されている。
また、警察などによると6日午後1時15分ごろ、日田市二串の田代川で「人が沈んでいる」などと110番通報があった。警察や消防が駆けつけ、通報から約3時間後に男性は救助されたが、すでに心肺停止の状態で、その後、死亡が確認された。亡くなったのは大鶴本町に住む男性(79)で、大雨で増水した川に転落したとみられるという。
一方、日田市内では6日午前10時ごろ、大規模な土砂災害が起きた。現場からは3人が発見されたが、そのうち消防団員の男性(43)は心肺停止の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。このほか2人の女性がケガをして病院に搬送されている。
また、日田市では、男性が転倒しケガをしている。
気象庁は、引き続き、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。