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“不在”自民・防衛相経験者から厳しい指摘

2017年7月7日 18:40
“不在”自民・防衛相経験者から厳しい指摘

 今回の大雨で自衛隊が救助活動にあたる中、稲田防衛相をはじめ政務三役全員が6日、40分にわたり防衛省を不在にしたことが明らかになった。

 ある防衛省幹部は、「大臣が立派に務めてきていたらこんなに批判の声も上がらない」と述べ、稲田防衛相の相次ぐ失言などが必要以上に批判を招いているとの見方を示している。

 稲田防衛相「私を含め複数の政務三役、省の近傍に所在して随時連絡をうけ、速やかに省に戻ることができる体制をとっていたということです」

 稲田防衛相は改めて問題はなかったとの認識を示したが、野党は批判を強めている。

 民進党・野田幹事長「改めて即刻、稲田大臣の罷免を強く強く要求したいと思います」

 また、自民党の防衛相経験者からも厳しい指摘の声が出ている。

 自民党・石破元防衛相「(Q:政務三役全員がいなくなるのは考えられない?)あんまりほめられた話じゃない」

 自民党・中谷前防衛相「信じられないというか、考えられないというか。(外出理由の)政務はキャンセルするというのが普通だと思います」

 相次ぐ『資質』を問われる事態に、与党内では8月上旬にも行われる内閣改造で稲田防衛相の交代は避けられないとの見方が強まっている。