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特別警報解除も、気象庁「夜から大雨恐れ」

2017年7月6日 16:47
特別警報解除も、気象庁「夜から大雨恐れ」

 気象庁は6日午後、会見を開き、九州地方の今後の大雨の見通しを説明した。特別警報は解除されたが、夜から大雨の恐れがあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要だとしている。

 気象庁予報部予報課・松本積主任予報官「福岡県大分県の特別警報は午後2時10分に大雨警報・大雨注意報に切り替えましたが、これらの地域ではこれまでの大雨で地盤が緩んでおり、特に土砂災害警戒情報が発表されている地域では、土砂災害への厳重な警戒を引き続き行ってください」

 気象庁は6日午後2時過ぎに、5日夜から福岡県と大分県に出していた大雨の特別警報を解除し、大雨警報に切り替えたが、今後、朝鮮半島付近にある発達した雨雲や、停滞する梅雨前線などの影響で、九州北部地方では、6日午後6時からの24時間に多いところで200ミリの大雨が降ると予想している。

 気象庁は、「土砂災害警戒情報」が出されている地域では、現在、被害が出ていない場所でも引き続き、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。

 また、すでに災害が発生している地域では、新たに大雨が降ることでさらに危険な状況になる恐れがある。最新の気象情報を利用し、地元市町村が出す避難勧告にも十分注意してほしいと呼びかけている。