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EPA 食料品値下げ、車輸出拡大など期待

2017年7月6日 21:51
EPA 食料品値下げ、車輸出拡大など期待

 日本とEUが大枠合意したEPAにより、今後、EUから輸入される食料品の値下げや乗用車の輸出が増えることなどが期待される。

 ワインやスパークリングワインにはボトル1本あたり約93円の関税がかかっているが、これを即時撤廃する。スパゲティなどのパスタやチョコレートにかかっている関税は10年で撤廃される。

 一方、EUが輸入する日本の乗用車にかけている関税10%は、撤廃する期間を排気量別で変えることが検討されていたが、最終的にはすべて7年かけて撤廃されることになった。

 山本農水相「輸出産業への成長を目指した強い農林水産業の構築のため、交渉で獲得した措置と合わせて万全の対策を講じる考え」

 政府・与党は今後、割安な農産品の輸入などで影響を受ける農家などへの対策を急ぐことになる。