台風３号は九州の西を北上しており、４日朝には九州北部にかなり接近して上陸するおそれがある。

　台風３号は、九州の西にあって、北上を続けている。台風は、このあと東よりに進路を変えて、長崎や熊本などの九州北部にかなり接近し、４日午前７時～８時には上陸するおそれがある。４日の日中は西日本を通過して、５日朝には関東付近を通過する見込み。

　この台風や停滞している梅雨前線の影響で、大雨になるおそれがある。５日朝にかけて予想される雨の量は多い所で、四国で２５０ミリ、九州北部北陸で２００ミリ、九州南部・近畿・関東甲信で１５０ミリ、東海・中国・東北で１００～１２０ミリなどとなっている。

　また、台風の接近により、台風の周辺では風も強まる。４日の予想最大瞬間風速は、九州と四国、近畿で３５メートル、東海と伊豆諸島で３０メートルとなっている。

　北陸などの東日本や東北では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所がある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や川の氾濫、暴風や高い波などに警戒が必要。