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ひふみんがエール「勝負は負けた地点から」

2017年7月3日 14:11
ひふみんがエール「勝負は負けた地点から」

 連勝が29で止まった将棋の藤井聡太四段(14)について、加藤一二三九段が「勝負はつねに負けた地点からはじまる」とエールを送った。

 藤井四段は2日の佐々木勇気五段(22)との対局で、デビュー以来、初めて敗れ、連勝は29で止まった。2日の対局でも、藤井四段は相手の側に回り込んで盤を見つめる、いわゆる「ひふみんアイ」をする場面があったが、加藤一二三九段はツイッターで、「人生も、将棋も、勝負はつねに負けた地点からはじまる」とエールを送った。

 また、藤井四段の母・裕子さんは、「勝負なので負けは仕方のないことだと思います。経験を糧にしてこれからも『強くなる』という目標に向かって進んでいってほしいです」とコメントを寄せた。

 一方、連勝を止めた佐々木五段の師匠・石田和雄九段は、佐々木五段から勝利の後、連絡があったことを明かした。

 佐々木五段の師匠・石田和雄九段「(佐々木五段から)電話がきたのは、昨夜11時ちょっとすぎ。一生懸命やって、疲れたという感じでした。藤井くんに勝っただけで終わってもらいたくないですね。竜王戦、大事に、挑戦者を目指してもらいたいな」

 新たなスタートを切る藤井四段の次の対局は、6日に大阪で行われる。