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藤井四段「連勝記録は途切れてしまうもの」

2017年7月3日 1:04

 将棋の藤井聡太四段が、デビュー以来、初めて敗れ、連勝は29でストップした。

 史上1位の29連勝中だった藤井聡太四段は、第30期竜王戦・決勝トーナメント2回戦で、佐々木勇気五段に11時間半にわたる熱戦の末、敗れた。デビュー以来、初黒星で、連勝は29でストップした。

 佐々木勇気五段(22)「結果が求められている勝負だと思っていたので、内容重視にすると勝てない相手だと思っていたので、積極的に勝ちにいきました」「私たちの世代を乗り越えられてしまうと、私たちが波にのみ込まれてしまうという感じがしたので、(藤井四段は)大きな波ですけど、立ちはだかれて良かった」

 藤井聡太四段(14)「今まで通り自然体で、自分の力を出し切ろうと思って臨みました。良い場面を作れなかったのは残念です」「ただ連勝記録はいつか途切れてしまうものなので…。その点に関しては仕方ないかなと思っています」「これからも、また気持ちを切り替えて指していきたいと思います」

 一方、連勝を止めた佐々木五段の師匠・石田和雄九段は、喜びを爆発させた。

 石田和雄九段「疲れた!疲れた!疲れた!ハラハラドキドキで疲れた!あー、よかったね」「30連勝を食い止めたというのは大変なことですね、よく考えてみたら。うちの弟子がやったというのはうれしいね」

 藤井四段の次の対局は、6日に行われる。