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サイバー攻撃「ロシアの特務機関が関与」

2017年7月2日 7:18

 先月、ウクライナとロシアを中心に、世界各国で発生したサイバー攻撃について、ウクライナ保安庁は1日、ロシアの特務機関が関与していたと発表した。

 ウクライナでは先月27日、国家機関や空港、企業などの多数のコンピューターが、ランサムウェアと呼ばれるウイルスを使用したサイバー攻撃の被害にあった。ウクライナ保安庁は1日、コンピューターセキュリティー会社などの協力を得て調査した結果、攻撃にはロシアの特務機関の関与が確認されたと発表した。

 去年12月にも、ウクライナの金融システムやエネルギー施設などを狙ったサイバー攻撃があり、その時のハッカー集団が今回の攻撃にも関連しているとして、ウクライナの社会政治情勢を不安定にすることが目的だと主張している。

 一方、今回のサイバー攻撃を巡っては、ロシア石油最大手の「ロスネフチ」をはじめ、多くのロシア企業も被害にあっている。