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「森友学園」小学校建設用地を国が買い戻し

2017年7月1日 16:37
「森友学園」小学校建設用地を国が買い戻し

 学校法人「森友学園」が小学校の建設用地として購入した大阪府豊中市の国有地を、国が買い戻したことが分かった。

 森友学園は去年、小学校の建設を計画し豊中市の国有地を1億3400万円で購入したが、取引価格で約8億円も値引きされていたことなどが問題となり、計画を断念した。今年3月までに小学校用地として利用されなければ国が買い戻す特約があり、関係者によると国が売却額と同じ価格で買い戻したという。

 契約上、学園は、建物を取り壊して更地にする義務を負うが、多額の撤去費や賠償金を負担するのは困難とみられ、学園の管財人は「すでに完成している小学校の建物も土地とあわせて売却してほしい」と国に交渉している。