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「国際ヨガの日」各地でユニークイベント

2017年6月30日 15:34

 若い女性を中心に日本でも人気の「ヨガ」。今や世界で8億を超える人が楽しんでいると言われている。今月21日は国連が定めた「国際ヨガの日」で、アメリカでもユニークなイベントが開催された。


■ニューヨークの真ん中で…

 今月21日、いつもは観光客などでにぎわうニューヨークのタイムズスクエアで行われたヨガのイベント。午前7時から午後8時まで、タクシーなどが通る「ニューヨークの真ん中」で1000人を超える人がヨガを行った。

 中には、この日のために日本やブラジルから来たという参加者もいた。

 日本からの参加者「開放感と、タイムズスクエアでできるなんて思ってなかったので、すごいハッピーだった」

 アメリカ人の参加者「多くの人がいたけど、街の雑踏の中にいる感じはしなくて、落ち着いていて最高よ」


■国連本部でも…

 この前日には国連本部でもヨガイベントが行われた。芝生の上に並べられたマットの上でヨガを楽しみ、中には仕事終わりの外交官がスーツで参加する姿も見られた。

 ジョージア国連大使「朝から仕事がいろいろありましたが、素晴らしいヨガで1日を終えました。皆、楽しんでいましたよ」


■太陽が一番長く出ている日に…

 6月21日の「国際ヨガの日」は、ヨガ発祥の地・インドが国連に提案し、2014年に定められた。なぜ、この日を選んだのか。週に4、5回、ヨガをするというインド大使に話を聞いた。

 インド・アクバルディン国連大使「6月21日は、北半球で昼間が一番長い「夏至」と考えられています。太陽が一番長く出ている日に(“ヨガの日”を)制定するのが、適切だと感じました」

 ヨガでは太陽の存在が重要と考えられていて、そのパワーを一番長く受けられる「夏至」を選んだという。

 今年で3度目の「国際ヨガの日」。インドではモディ首相もヨガを披露し、日本をはじめ世界各地でもヨガイベントが開かれた。


■ヤギと一緒で「癒やし効果」

 こうした中、アメリカでは今、少し変わったヨガが人気だ。それはヤギと一緒に行う「ヤギヨガ」。ポーズなどは通常のヨガと変わらないが、ヨガをしている参加者の間をヤギが自由に動き回る。

 「ヤギヨガ」には小さなヤギが適しているということで、新しく子ヤギを2匹購入した農家もいるという。

 参加者からは「ヤギに髪の毛を食べられたり…普通のヨガよりもっと楽しいわ」「最高でした。笑えて明るくなるし、この1日を楽しく過ごせそう。とても楽しかったわ」といった声が聞かれた。

 主催者によると、ヤギが一緒にいると「癒やし効果」があるということで、ヤギヨガを始める農家が増えている。

 「継続」が大事だというヨガ。それぞれのニーズに合わせた楽しみ方で、ヨガブームはさらに広がりそうだ。