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6年以上漂流か…陸前高田の船を沖縄で発見

2017年6月29日 12:36
6年以上漂流か…陸前高田の船を沖縄で発見

 東日本大震災で岩手県から流された漁船が、28日、沖縄県の久高島沖で見つかった。船は6年以上、漂流していたとみられている。

 中城海上保安部によると、28日午前6時40分頃、沖縄本島沖にある久高島の北東約8キロの海上で転覆船を発見したと海上自衛艦から連絡があった。見つかった船は長さ約6メートルの小型漁船で、登録番号から、岩手県陸前高田市の漁業協同組合に所属する70代男性所有の船とわかった。

 所有者の男性は「震災の時に流出していた自分の船に間違いない」と話していて、漁船は東日本大震災以降、6年以上にわたり、漂流していたとみられている。船は劣化が激しく、男性は処分する意向を示しているという。