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米ダウ98ドル安 税制改革“遅れ”を嫌気

2017年6月28日 7:15

 27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、減税を柱とする税制改革が遅れるとの見通しなどから100ドル近く値を下げた。

27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日終値から98ドル89セント値を下げ2万1310ドル66セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は100.53ポイント下がり6146.62となった。

 この日は医療保険制度改革いわゆる「オバマケア」の代替法案の採決が7月以降に先送りされると伝わると、減税を柱とする税制改革が遅れるとの見通しが広がり幅広い銘柄で売りが先行した。また、EU(=ヨーロッパ連合)がIT大手のグーグルに対し独占禁止法違反で約3000億円の制裁金を科すと発表したことを受けてハイテク株に売りが広がった。

 市場関係者は「投資家の間で税制改革の遅れに対する失望が広がっている」と話している。