将棋の１４歳の藤井聡太四段が２６日に行われた対局に勝利し、史上単独１位となる２９連勝を飾った。

　デビュー以来、公式戦２８連勝中の藤井聡太四段は２６日、１９歳の増田康宏四段と対局し、１１時間２４分にわたる熱戦の末、９１手で勝利した。これで藤井四段は、歴代単独１位の２９連勝となり、３０年ぶりに記録を更新した。

　藤井聡太四段「（Ｑ：２９連勝について）自分でも信じられないというか。最後はなんとか、くいついてという感じですね」

　そして、対局終了からおよそ３０分後、藤井四段は会見に臨んだ。

　藤井聡太四段「単独１位になれたというのは、自分でも特別な感慨というか、いままでと違った喜びがあると。（Ｑ：誰にうれしい気持ちを伝えたい？）家族と師匠には連絡したいなと。連勝記録はいつかは必ず途切れてしまうものでもあるので、自分としては連勝は意識せずに、一局一局全力を尽くして、指していきたいと思っています」

　３０連勝をかけた次の対局は、竜王戦決勝トーナメントの佐々木勇気五段戦で、来月２日に行われる。