２６日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、原油先物価格の上昇などを受け、５営業日ぶりに値を上げた。

　２６日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前週末比１４ドル７９セント高の２万１４０９ドル５５セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は１８．１０ポイント下がり６２４７．１５となった。

　この日はヨーロッパの株式市場で株価が上昇した流れを受け、取引開始直後は幅広い銘柄で買いが優勢となった。また、このところ下落が続いていた原油の先物価格が上昇したことも買いにつながった。

　一方、中東など６か国からアメリカへの入国を制限する大統領令について、連邦最高裁判所が全米で停止されている執行を条件付きで認めると発表すると、移民が多く働くハイテク企業の株を中心に売りが進んだ。

　市場関係者は「医療保険制度改革、いわゆる『オバマケア』の代替法案の行方にも市場は注目している」と話している。