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28連勝神谷八段「抜かれたいと思わない」

2017年6月26日 14:03

 将棋の14歳の藤井聡太四段が、史上単独1位となる29連勝をかけた対局に臨んでいる。

 藤井聡太四段(14)の対局は、昼食休憩を挟んで、将棋会館の4階で行われている。将棋会館では、藤井四段のクリアファイルの再々販売が始まったが、すでに入荷した1000部のうち8割ほどが売れたという。

 現在28連勝中の藤井四段は、昼食休憩では、勝負メシとして注文した950円の「豚キムチうどん」を食べたとみられ、対局は26日午後0時40分ごろから再開された。29連勝をかけた26日の相手は、去年、新人王を獲得した増田康宏四段(19)で、現役では将棋界に2人しかいない10代のプロ棋士同士の対局が注目されている。

 一方、将棋会館には30年前に28連勝を記録した、神谷広志八段(56)も姿をみせた。

 神谷広志八段「(記録を)抜かれたいとはけっして思わないですね。藤井さんがどんどん勝ち上がって最後、羽生さんと挑戦者決定戦になるっていうと、今以上とんでもない盛り上がりになると思うそれを見たい気持ちもある」

 対局は、持ち時間が1人5時間で、決着がつくのは今夜遅くになるとみられている。