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古巣提訴 庵野秀明監督側の請求認める判決

2017年6月23日 19:41

 大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を手がけた庵野秀明監督が社長を務める会社が、かつて庵野氏自身が在籍していた「ガイナックス」に対して1億円余りの支払いを求めた裁判で、東京地裁立川支部は、庵野氏側の請求を全面的に認めた。

 この裁判は、大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』や映画『シン・ゴジラ』などを手がけた庵野秀明監督が社長を務める、アニメ制作会社「カラー」が、かつて庵野氏が在籍していたアニメ制作会社「ガイナックス」を訴えたもの。

 訴状によると「カラー」は、「ガイナックス」との間で、庵野氏が関わった過去の作品を商品にする際、使用料を受け取る契約を結んでいたという。しかし、この使用料の支払いや「ガイナックス」側に貸し付けた資金の返済が滞ったため、「カラー」は計1億円余りを支払うよう求めていた。

 23日の判決で、東京地裁立川支部は「カラー」側の請求を全面的に認め、「ガイナックス」に対し全額の支払いを命じた。