×

前川氏「和泉補佐官が一番キーパーソン」

2017年6月23日 19:32
前川氏「和泉補佐官が一番キーパーソン」

 加計学園の獣医学部新設をめぐり「行政がねじまげられた」などと告発した文部科学省の前川喜平・前事務次官が23日、再び記者会見を開き、特区の決定のキーパーソンは「和泉総理補佐官だ」と話した。

 前川前事務次官「和泉総理補佐官が一番キーパーソン。私に直接働きかけがあったのは和泉総理補佐官。萩生田副長官は和泉補佐官と話した結果として、その結果を文科省に伝えています」

 文科省が今週新たに明らかにした「萩生田副長官ご発言概要」とする文書について、前川氏は「自分は見たことはない」としながら、「書かれている内容は事実ではないかと思う。書いた課長補佐は優秀な人物で、あえて虚偽の事実を盛り込むことはありえない」と述べた。

 また、「官邸の最高レベルが言っている」などと書かれた文書の内容を内閣府が否定していることについて、「内閣府や総理官邸は真相解明から逃げようとしている」と批判した。