アメリカ・ミシガン州の空港でカナダ国籍の男が警察官を切りつけた。捜査当局は単独犯のテロ事件とみて調べている。

　ミシガン州デトロイト郊外のビショップ国際空港で２１日午前９時半すぎ、男が空港勤務の警察官、ジェフ・ネビルさんの首を刃物で切りつけた。ネビルさんは重体。

　切りつけた男は、カナダ国籍のアモル・フォトウィ容疑者（５０）で、暴行の容疑で訴追された。フォトウィ容疑者は、「神は偉大なり」などと叫びながら切りつけた後、「アメリカ人は、シリア、イラク、アフガニスタンの人々を殺した」などとも叫んだという。

　ＦＢＩ（＝連邦捜査局）によると、容疑者は「アメリカへの憎悪が動機」と供述しており、単独犯のテロ事件とみて捜査している。