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ジュディ・オング、ペギーさんと生歌で別れ

2017年6月22日 14:08
ジュディ・オング、ペギーさんと生歌で別れ

 4月12日に83歳で亡くなった歌手のペギー葉山さんのお別れ会が22日、都内で行われ、芸能関係者など約800人が参列した。

 祭壇はミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の世界観を表現したもので、ひまわりやバラなど2200本の花で幅約12メートルの丘を再現。着物をリメークしたドレスにスカーフ姿でほほ笑む遺影(2009年末に撮影)が、参列者を迎えた。
 戒名は「桜勲院唱誉妙繁清大姉(おうくんいんしょうよみょうはんせいだいし)」。紫綬褒章など勲章を受章したこと、女性として初めて日本歌手協会の会長に就任したことなどの功績が込められているという。

 弔辞を述べた歌手で女優のジュディ・オング(67)は「ペギーさん」と普段通りに呼びかけ、「早すぎます」と悲しみの胸中を吐露。「私はペギーさんが大好きで大好きで、ペギーさんのようにショートカットに大きなイヤリングをつけたくて美容院に行ったら『毛量が少なくて、できません』と言われました。『ジュディちゃん、いいお洋服は何回も作り直していいのよ』って言われて、私もそうしています。見上げる“星”がなくなってしまって悲しい。私たち後輩が歌を受け継いで、なるべく上手に歌えるように精進します」と誓った。
 さらにスタンダードジャズを歌うペギーさんが好きだったと打ち明け、米歌手ドリス・デイの名曲「ケ・セラ・セラ」のワンフレーズをアカペラで歌唱。「天国でもたくさんの人を歌で幸せにしてください。たくさんのアドバイスをありがとうございます」と締めくくった。

 【主な出席者。順不同・敬称略】
 阿川泰子、秋元順子、あべ静江、大月みやこ、小金沢昇司、ジュディ・オング、菅原洋一、中村メイコ、柳亭市馬、畠山みどり、由紀さおりら。