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都議選控え早期収拾へ 豊田議員が離党届

2017年6月22日 17:43
都議選控え早期収拾へ 豊田議員が離党届

 自民党で当選2回の豊田真由子衆議院議員が秘書の男性に暴行したり暴言を浴びせたりしていた問題で、豊田議員は自民党に離党届を提出した。

 東京都議会選挙の告示を23日に控えて、自民党は早期の事態収拾に動いた。

 自民党内では豊田議員をめぐる報道の内容が伝わった21日夜から「傷口が広がらないうちに早く離党させるべきだ」との声が出ていた。一方、「豊田議員にも言い分があるはずだ」などと擁護する意見もあったが、都議選への影響を少しでも避けたいことなどから自民党執行部は豊田議員に離党を促し、本人もこれを了承した形。事務所によると現時点で記者会見などの予定はないという。

 自民党は当選2回の議員に不祥事が相次いでいる。加計学園の問題などをめぐって支持率が大きく下落している今のタイミングで、ある自民党幹部は「まさに泣きっ面に蜂」だと嘆いている。

 一方、野党側は攻勢を強めている。与党側が加計学園の問題をめぐる安倍首相出席の集中審議を拒否し続けているため、憲法の規定に基づいて政府に臨時国会の召集を求める方針。

 民進党・蓮舫代表「総理がおっしゃっていることと自民党の国会対応が真逆ですので、憲法53条の規定の臨時国会開催要求をしていきます」

 22日午後5時に衆議院に要求書を提出。国会が閉会しても与野党の駆け引きが続いている。