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大竹しのぶ、自分の少年姿を見て「不安に」

2017年6月21日 12:44
大竹しのぶ、自分の少年姿を見て「不安に」

 ミュージカル「にんじん」(演出:栗山民也)の製作発表記者会見が21日、都内で行われ、キャストの大竹しのぶ(59)、中山優馬(23)、宇梶剛士(54)、キムラ緑子(55)が出席した。

 フランスの作家ジュール・ルナールの小説「にんじん」が原作。にんじんのように真っ赤な髪で、そばかすだらけの顔をした少年・にんじんを取り巻く家族の物語で、逆境に立ち向かう少年・にんじんを大竹、兄を中山、父を宇梶、母をキムラが演じる。
 1979年8月に東京・日生劇場で音楽劇として上演され、当時22歳だった大竹が少年・にんじんをはつらつと演じて話題に。 今年還暦を迎える大竹は38年ぶりににんじんを演じることになり、「もう一度、にんじんに出会える。みんなでいい芝居を作っていきたい」と意気込みを伝えた。

 ポスター用の写真は、篠山紀信氏が撮影した。大竹は写真の仕上がりを見たとき、自分の少年姿に違和感があったようで、「これでお客さんが来てくれるのか、不安になった…」と苦笑い。大竹とは初共演となる中山は「まったく違和感はなかったです」とやさしくフォローした。
 中山は大竹が演じるにんじんの兄役での起用に驚いたというが、「自分にはまだまだ足りないところがある。(大竹の)一番近くで、勉強させていただくこと、今から楽しみです」と目を輝かせた。

 東京公演は8月1日から27日まで新橋演舞場で、大阪公演は9月1日から10日まで大阪松竹座で上演される。