将棋の史上最年少プロ棋士、藤井聡太・四段（１４）が歴代連勝記録１位タイを目指し、２１日、大阪で対局に臨んでいる。２０日に現役を引退した最年長棋士の加藤一二三・九段（７７）が２１日午前、日本テレビの取材に応じ、藤井四段が勝つ確率は「６０％」などと語った。

　加藤九段は２０日の対局に敗れ、現役引退したが、対局後は無言のまま会場をあとにしていた。

　加藤九段「戦う時は勝つことしか考えていない。負けた時のことを考えることを私はしません。後日、記者会見はします」

　そして、デビュー戦で対局した藤井四段が２１日、歴代１位に並ぶ２８連勝を達成する可能性については、こう語った。

　加藤九段「藤井四段の方が有利だと思う。（藤井四段が勝つ確率は）６０％。（対戦相手の澤田真吾・六段は）リラックスして戦ってくると思う。リラックスするとかえって良い考えが浮かぶ。澤田さんが気楽にぶつかってくると、藤井さんにとっては結構大変」