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太平洋側で大雨 和歌山で“観測史上1位”

2017年6月21日 11:55
太平洋側で大雨 和歌山で“観測史上1位”

 これまで雨の少なかった日本列島だが、21日、梅雨前線の活動が活発になり、西日本から東日本の太平洋側で大雨となっている。

 東北から近畿にかけて雨雲が広がっていて、特に紀伊半島南部で猛烈な雨が降った。和歌山では、白浜町日置川で89.5ミリ、古座川町西川で84.5ミリと観測史上1位となる1時間雨量を記録した。現在、和歌山県と三重県に土砂災害警戒情報が発表されている。

 これから夕方にかけては、静岡県から関東南部に活発な雨雲がかかり、非常に激しい雨の降るおそれがある。

 予想雨量は、22日昼までに多いところで、東海(静岡)で180ミリ、伊豆諸島で150ミリ、関東で120ミリなどとなっていて、低い土地の浸水や土砂災害、河川の氾濫などに警戒が必要。

 また、太平洋沿岸を中心に風も強まっていて、午後は関東沿岸で強い風が吹く見込み。交通機関への影響にも注意が必要。