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東芝・半導体売却 巻き返しへ大幅譲歩案も

2017年6月21日 12:35
東芝・半導体売却 巻き返しへ大幅譲歩案も

 東芝の半導体子会社の売却先をめぐり一進一退の攻防が繰り広げられている。東芝が“日米韓”連合を優先して議論する中、対立するウエスタンデジタルが巻き返しをはかろうと大幅な譲歩案を示していることが明らかになった。

 東芝の半導体子会社の売却をめぐっては、経営パートナーのウエスタンデジタルが経営への関与を主張し東芝と激しく対立していて、売却先決定の最大のネックとなっている。ところがここにきて、ウエスタンデジタルが急きょ関係者に、株式の取得比率を20%未満とすることを含む大幅な譲歩案を提示したことが日本テレビの取材でわかった。

 東芝は21日、取締役会でウエスタンデジタルを外した“日米韓”連合を売却先として優先することを議論しているが売却先の決定にはウエスタンデジタルとの関係修復が必要との意見が根強く両社がどう折り合えるかが、鍵となっている。