×

国産初のジェット旅客機MRJ 内部初公開

2017年6月20日 1:50

 フランス・パリ郊外で開催されている航空産業の見本市で、日本の国産初のジェット旅客機「MRJ」の内部が初めて公開された。

 三菱航空機が開発中の旅客機「MRJ」は現在、パリ郊外で初めて実際の機体を展示していて、19日、メディアに機内が公開された。

 テストパイロット・安村佳之さん「(客室は)高さも十分取れますし、横幅も十分ありますので、お客さまにとっても十分快適に過ごせると思う。エンジンが非常に静かなので、快適ではないかと思う」

 MRJは現在、アメリカで飛行試験が行われていて、客室部分は配線や断熱材がむき出しになっていた。納期はこれまで5回延期され、メーカー側は2020年中頃の引き渡しを目指して、受注拡大に意欲を示している。

 一方、この日、同じ見本市に出展中の海上自衛隊の哨戒機をフランスのマクロン大統領が視察した。フランスの哨戒機は更新の時期が近づいていて、海上自衛隊が運用するP1哨戒機にも関心を寄せている。

 日本は3年前に防衛装備品の輸出が事実上解禁されていて、大型案件の受注を目指している。