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EU側がかける“緑茶”の関税撤廃で調整

2017年6月20日 23:04
EU側がかける“緑茶”の関税撤廃で調整

 日本とEU(=ヨーロッパ連合)の自由貿易をめぐる協議で、日本が輸出する緑茶に対しEU側がかけている関税を撤廃する方向で調整が行われていることがわかった。

 日本からEUに輸出される緑茶には、現在、最大3.2%の関税がかけられているが、政府関係者によると、撤廃する方向で調整が行われているという。

 関税が撤廃されれば、ヨーロッパの日本食ブームもあり、今後、輸出量が増えることが期待されている。

 一方で、EUでは緑茶に対する残留農薬の規制が日本とは異なることから、日本はこうした非関税分野での規制見直しも求めている。

 日本とEUの貿易自由化に向けた協議は、今週、首席交渉官らによる全体交渉に入り、早期の大枠合意を目指しているが、ぎりぎりの調整が続いていて、来月までかかるとの見方も出ている。