イギリスで１７日、エリザベス女王の９１歳の公式誕生日を祝う式典が行われた。女王はロンドンで起きた高層マンション火災の犠牲者らを悼み、黙とうをささげた。

　エリザベス女王は１７日、イギリス君主として史上最高齢となる９１歳の公式誕生日を迎えた。実際の誕生日は４月２１日だが、天気が良いとされる６月に祝賀行事をするため、公式誕生日が設けられている。

　女王は、ロンドンの高層マンション火災や、先月マンチェスターで起きた自爆テロ事件などの犠牲者らを悼み、黙とうをささげた。また「被害を受けた人たちを支えよう」などと呼びかける声明も発表している。祝賀式典ではロイヤルファミリーが一堂に会したが、表情は硬く、例年の祝賀ムードとは異なる雰囲気となった。