×

“利益確定の売り”ダウ反落…14ドル安

2017年6月16日 7:32

 2日連続で史上最高値を更新していたアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、15日は反落し、約14ドル値を下げて取引を終えた。

 15日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比14ドル66セント安の2万1359ドル90セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も29.39ポイント下がり6165.50となった。

 ダウ平均は2日連続で最高値を更新したが、この日は利益確定の売り注文が入り反落した。中でも取引開始直後から、これまで相場全体をけん引してきたアップルやアマゾンなどのハイテク株の売り注文が続き、ダウ平均は一時110ドルほど値を下げる場面もあった。さらに、原油先物価格の下落を受け、石油関連株が下げたことも相場全体の重荷となった。

 市場関係者は「しばらく市場はトランプ政権に絡む疑惑の行方に注目するだろう。議会に動きが出て全体像が見えてくるまでは、しばらく様子見の状態が続くのではないか」と話している。