１４日未明、青森県八戸市の雑木林で、養蜂箱がクマに食い荒らされる被害があった。

　八戸市役所が設置した無人カメラには、クマが画面左側の養蜂箱に近づき、箱を壊して中のハチミツを食べる様子が映されている。

　撮影されたのは１４日午前０時８分。被害にあったのは、八戸市大久保の雑木林に置かれた養蜂箱の１つ。養蜂箱は８３歳の男性が置いていたもので、１３日にも１つが壊れていたことから、八戸市が無人カメラを設置して警戒していた。

　県警察本部によると、今年県内では、１３日現在、人的被害が４件、目撃情報は７０件寄せられているが、食害は初めて確認された。

　大久保地区では、６月７日からクマの目撃が３件相次いでおり、八戸市は広報車を巡回させ、住民に注意を呼びかけている。