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義家副大臣 流出職員対応は再調査結果後に

2017年6月14日 14:05

 加計学園の獣医学部開設をめぐる問題で文科省内で作成されたとされる文書を外部に流出させた職員への対応について義家文部科学副大臣は、14日朝、「再調査の結果を発表してから考える」と述べた。

 義家副大臣は国会で13日、加計学園の獣医学部開設に関する文書が存在した場合、メディアなど外部に流した文科省職員について「上司の許可なく外部に流出されることは国家公務員法違反になる可能性があると認識している」と発言。

 政府側に法令違反がある場合を除いて、職員を守秘義務違反に問う可能性もあると説明していた。

 この問題について義家副大臣は14日朝も、「国家公務員には公務員の法律と手続きがあって。仮に公益通報制度であるなら、それはマスコミに対してでなく上司に言うのが当然」などと述べて、職員がメディアに文書の存在を認めたことに不快感を示している。

 文科省の再調査結果は近く発表される方向で調整が進められているが、松野大臣は14日朝の時点で「まだ報告はあがっていない」として、発表の時期を明らかにしていない。