×

対EU関税めぐり 水面下協議とらえる

2017年6月14日 21:50
対EU関税めぐり 水面下協議とらえる

 日本とEU(=ヨーロッパ連合)の自由貿易をめぐる水面下の協議をカメラがとらえた。協議で日本はワインや豚肉の輸入にかける関税を大幅に引き下げる方向で調整している。

 14日午後、日本を訪れているEU側代表の首席交渉官が外務省を訪れ、2時間ほど非公式協議を行った。

 会談の内容は明らかになっていないが、日本政府は一連の協議で、EUから輸入するワインの、1リットルあたり最大125円の関税を撤廃する方向で調整している。また、一キロあたり最大482円の豚肉の関税も引き下げる方向。

 一方、日本から輸出する乗用車にEUがかけている関税10%について日本側は撤廃させたい考え。

 日本とEUは、来月上旬の大枠合意を目指す。