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野党4党“共謀罪”巡り内閣不信任案を提出

2017年6月14日 22:16
野党4党“共謀罪”巡り内閣不信任案を提出

 共謀罪の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案をめぐる与野党の攻防が最後のヤマ場を迎えている。

 自民党は法案について、委員会採決を飛ばして本会議で採決し成立させることを目指しているが、野党側はこれを阻止するため、衆議院に内閣不信任決議案を提出した。

 民進党など野党4党は「安倍政権の暴走ぶりは常軌を逸している」として、大島衆議院議長に対し内閣不信任決議案を提出した。不信任決議案は15日未明に衆議院の本会議で採決が行われ、与党などの反対多数で否決される見通し。

 また、参議院の本会議で組織犯罪処罰法改正案の採決に抵抗するため野党が提出した金田法相の問責決議案や山本議院運営委員長の解任決議案は、相次いで否決されている。

 与党側は衆議院本会議で内閣不信任決議案を否決したのち、参議院本会議で組織犯罪処罰法改正案の採決を行う方針。15日朝には与党などの賛成多数で可決、成立する見通し。