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“共謀罪”法案 深夜から未明の成立も

2017年6月14日 17:44
“共謀罪”法案 深夜から未明の成立も

 国会では共謀罪の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案をめぐり与野党の激しい攻防が続いている。

 自民党はこの法案について委員会での採決を省略して参議院本会議で採決してしまうという異例の手段で14日中に成立させたい考え。この後はまず参議院本会議で金田法相の問責決議案の採決が行われる予定だが、いつ本会議が開かれるかはまだ決まっていない。

 これは委員会採決を省略し、「中間報告」だけで成立を目指すという異例かつ強硬な手段に野党側が強く反発しているため。14日午後5時現在、民進党議員らが本会議を開かせないよう並んで廊下を封鎖するなど激しく抵抗しているほか、14日午後、参議院の議院運営委員長の解任決議案も提出した。民進党など野党4党はさらに内閣不信任案を提出する方針。

 与党側はあくまで14日中の法案成立を目指すが、野党側の徹底抗戦で法案成立は14日深夜から15日未明にまでずれ込む可能性も出ている。

 野党側はほかにも、松野文部科学相の不信任案も提出していて、あらゆる手段を使って抵抗していく構え。