舞台「君が人生の時」が１３日、東京・初台の新国立劇場で初日を迎え、本番前にキャストのＶ６坂本昌行（４５）、野々すみ花（３０）、丸山智己（４１）、橋本淳（３０）が思いを語った。
　
　米サンフランシスコの場末のバーを舞台に、市井の人々の交流を描いた作品。

　坂本は「（バーの椅子に）ずっと座っています」とおどけてみせ、「ひとつひとつせりふを、自分のフィルターを通してひも解いていく感じで、今までなかった経験です」と取り組みを明かす。

　初めての劇場、初めての共演者に「役者さんの仕事の向き合い方は、素晴らしいと思います。あらためてプロの現場はこういうことなんだな」と真摯（しんし）な表情で語った。
　
　共演者の座長評はよく、野々は「いつもはナチュラルな方ですが、お芝居に入ると一瞬で大きな存在になる」と絶賛。橋本が「小学生の頃にテレビで見ていた（Ｖ６の）方だなと最初は思いましたが、椅子に座った途端、（主人公の）ジョーになっています」と続けると、丸山も「まじめな方、ストイックだし、周りの皆さんに対するリスペクトがすごい座長です」と尊敬の念を重ねた。
　坂本は「用意していたようなせりふ！」とツッコミ、笑いを誘った。

　７月２日まで同劇場で。