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ICBM開発技術「全て手に入れた」北朝鮮

2017年6月11日 7:39

 北朝鮮の国営メディアは10日、ICBM(=大陸間弾道ミサイル)の開発に必要な技術を「全て手に入れた」と主張し、「発射実験の時期は遠くない」と伝えた。

 朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は10日、先月に行われた新型中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射実験により、大出力エンジンや大気圏再突入時の技術など「ICBMの開発に必要な技術を全て手に入れた」と主張した。その上で、「ICBM発射実験の時期は決して遠くない」として、「アメリカの全土が我々の攻撃圏内に入っている」と述べた。

 技術の向上を誇示し、アメリカ本土を攻撃するためのICBMの発射実験にも踏み切る姿勢をアピールすることで、制裁強化など圧力を強めるアメリカをけん制する狙いがあるとみられる。