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自爆テロ相次ぎ30人以上死亡 イラク中部

2017年6月10日 3:08

 イラク中部で9日、自爆テロが相次ぎ、30人以上が死亡した。過激派組織「イスラム国」系の通信社は、いずれも戦闘員による犯行だと伝えている。

 ロイター通信によると、イラク中部のムサイブで9日、市場で女が爆発物を爆発させ、少なくとも31人が死亡、35人がケガをした。ムサイブはイスラム教シーア派の聖地・カルバラに近い街で、同じころ、そのカルバラでもバス乗り場で女が自爆し、4人がケガをした。2つの事件について、シーア派を敵視する「イスラム国」系の通信社が戦闘員による犯行だと伝えた。

 イラクでは「イスラム国」の最大拠点・モスルの奪還作戦が続く中、劣勢に立たされた「イスラム国」が各地でテロを繰り返している。