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退位特例法 宮内庁長官「万全期していく」

2017年6月9日 12:19

 天皇の退位を可能にする特例法が成立したことを受けて、宮内庁長官が、「お代替わりが円滑に行われるよう、万全を期していく」とコメントした。

 9日の参議院本会議で「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が可決、成立したことを受けて、宮内庁の山本信一郎長官は、「宮内庁としては、お代替わりが円滑に行われるよう、関係機関と緊密に連携しながら、諸般の準備を進め万全を期してまいります」と、文書でコメントした。

 8日、山本長官は会見で、「宮内庁としては、法律が通った時点をスタート、起点として、諸課題に取り組もうと思っている」と話し、安定的な皇位継承については、「課題としてあるのは、宮内庁でも認識を共有しているが、解決策は政治の問題なので、お任せするしかない」と語っていた。