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汚染された研究室に3時間余り 被ばく事故

2017年6月9日 8:56
汚染された研究室に3時間余り 被ばく事故

 茨城県にある核燃料の研究施設で起きた被ばく事故で、作業員が事故後3時間余り、汚染された研究室にとどまっていたことが分かった。この間に内部被ばくが進んだとみられている。

 JAEA(=日本原子力研究開発機構)によると、今月6日の事故後、急きょ研究室の入り口に、体に付着した汚染物質をシャワーなどで洗い流す「クリーンルーム」の設置が行われたという。クリーンルームの完成までには3時間余りかかり、5人の作業員はその間、汚染された研究室にとどまっていたという。

 作業員はマスクを着用していたということだが、3時間余りの間に顔とマスクの隙間などから飛散したプルトニウムなどを吸い込み、内部被ばくが進んだとみられている。