×

日本・EU貿易交渉 自民対策本部が初会合

2017年6月9日 13:10
日本・EU貿易交渉 自民対策本部が初会合

 日本とヨーロッパの貿易交渉が本格化するのを前に、自民党は日本の農産物への影響など対策を話し合う初めての会合を開いた。

 9日の初会合は日本とEU(=ヨーロッパ連合)の首脳が先月、EPA(=経済連携協定)の早期の大枠合意を目指すと一致したことを受けて開かれたもの。協定が実現すれば、EUが市場開放を求めているチーズなどの乳製品や豚肉の関税が下がり、価格も安くなる可能性がある一方、国内の農業への影響が懸念されている。

 9日の会議では、自民党の小泉進次郎農林部会長が「守りだけでなく『攻めの農業』を切りひらく」と意気込みを語った。日本とEUの大枠合意に向けた交渉は来週にも日本で本格化することから、自民党では今月中に対策をまとめることを目標に関係団体との調整を急ぐ方針。