子どもの自殺予防強化へ 文科省が通知
いじめなどを苦に自殺する子どもが後を絶たないことを受けて、文部科学省が、夏休みに入る前に子どもの自殺を予防する取り組みを強化するよう全国の教育委員会などに通知を出した。
子どもの自殺は夏休みが明ける8月下旬から9月上旬などに急増する傾向がある。
文科省が7日、各教育委員会などに出した通知では、自殺予防の具体策として、
(1)長い休みに入る前からアンケート調査を実施し、悩みを抱える児童生徒を早く発見すること
(2)学校が把握しているいじめや不登校の悩みを抱える児童生徒については、休み期間中も、保護者と連絡をとるなど継続的に様子を確認すること
(3)インターネット上に自殺をほのめかす書き込みがないか、ネットパトロールを強化すること
などをあげ、その上で、子どもの自殺予防に向け積極的に取り組むよう求めている。