“濃い関係になる”女子キャンプ人気のワケ
まもなくキャンプシーズン。最近は女性だけでキャンプをする「女子キャンプ」も人気だといいます。どんな魅力があるのでしょうか。
■自然の中に“自分だけの空間”
「カン!カン!カン!」……埼玉県・長瀞町にあるキャンプ場。慣れた手つきで、テントを張る女性たちがいました。この日、行われていたのは「女子キャンプ」のイベント。女子たちは何を楽しんでいるのでしょうか。
まるで雑貨屋のようにセッティングされたテーブルセットが。テントの中には、彩りのいいラグマットやトランクで、かわいらしくまとまっていました。まるで移動式の別荘のようです。
ある女性は「飾り付けが楽しいので、もうそれをしに来ている感じ」と話します。自分で作ったアイテムもたくさん。また、キャンプをするたびに、空間の模様替えを気軽にできるのも魅力だといいます。完成したこだわりの空間の写真はすぐにSNSにアップ。みんなの反応も楽しみなんだそう。
■1泊2日「濃い関係が築ける」
日も落ちてきて、あたたかな明かりがともると、周囲はうっとりするような雰囲気に。そんな中で、みなさんが食べていたのは、「豚角トマト煮」や「春雨サラダ」、「タイカレー」など手の込んだメニュー。女子キャンプならでは。持ち寄りの料理を楽しみながら女子トークが続きます。ある女性が、キャンプの魅力をこう語ってくれました。
「キャンプって、本当に1泊2日、長い時間いるから濃い関係が築ける。凄く親しくなれる」
夜も更けた頃、別の場所ではたき火を囲んで、2人だけの女子会をする人たちも―
「ただただ、たき火を見ながら、ポツリポツリとしゃべる。でもそれでコミュニケーションが成り立つんだから。絶対的に普通の女子会とは違う」
この夜、キャンプ場のあちこちで、女子たちの楽しげな声が響いていました。