妊娠の兆候「シンシン」に新たな変化
妊娠の兆候が続いている東京・上野動物園のメスのジャイアントパンダ「シンシン」に新たな変化が見られた。
シンシンは妊娠の兆候が見られるようになってから、妊娠の際に分泌されるホルモンの値が上昇していたが、今月3日の検査でホルモンの値が初めて下がったという。
パンダは出産が近くなるとホルモンの値が下がり続ける。ただ、シンシンは次の日の検査ではまた上昇したため、動物園ではホルモン値の低下が続くかどうか、引きつづき観察するという。
また「巣作り」の行動もまだ見られないということだが、動物園では、シンシンがいつ出産してもいいように、4日から保育器を用意するなど準備を進めている。
ただ、ジャイアントパンダには「偽妊娠」という現象があり、実際に生まれるまで分からない。