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加計学園問題 文書めぐり刑事告発

2017年6月6日 2:45

 学校法人・加計学園の獣医学部開設をめぐる問題で、「総理のご意向」などと記された文書について、文部科学省の職員が不正に持ち出し隠したとして、高松市の男性が東京地検に刑事告発した。

 問題の文書は、内閣府が文科省に対し、「総理のご意向」などと言って、加計学園の獣医学部開設についての結論を早めるよう求めたとするもの。

 文科省の前川喜平・前事務次官は「確実に存在していた」と主張しているが、文科省は、調査の結果、「文書の存在は確認できなかった」としている。

 この文書について、高松市の男性が3日、「公文書を存在しなかったことにするため、職員が不正に持ち出し隠した」として、公用文書毀棄(きき)の疑いで東京地検特捜部に告発状を送っていたことがわかった。

 特捜部は今後、告発状の内容を確認するという。