モスル奪還作戦 約80万人が家を追われる
過激派組織「イスラム国」のイラクでの最大拠点・モスルの奪還作戦が続く中、これまでにのべ80万人近い住民が家を追われたことが分かった。
これは国連がまとめたもので、去年10月の奪還作戦開始から今月1日までに家を追われたモスルの住民は、79万人あまりにのぼるとしている。
すでに「イスラム国」が制圧されたモスル東部では、13万5000人あまりが市内に戻った一方で、今も奪還作戦が続く西部では、57万人以上が家を追われたままになっている。
イラク軍は西部のおよそ9割を制圧したとしているが、「イスラム国」は今も激しく抵抗している。
「イスラム国」の支配地域から逃げ出そうとした住民が殺害されたとの報道もあり、奪還作戦が続く中、住民への影響が深刻化している。