日本と中国の国交正常化４５周年を記念して、歌手の谷村新司さんが、上海でコンサートを行った。約１０００人の中国人ファンらと一緒に代表曲「花」を熱唱した。

　日中国交正常化４５周年を記念して行われたコンサートには、約１０００人の中国人ファンらが集まった。谷村さんは、２０１０年に行われた上海万博の開幕式で歌うなど、日本を代表する歌手として知られている。

　代表曲の「花」は中国人歌手が翻訳して歌うなど、中国でも多くの人に愛されていて、コンサートのチケットは即日完売したという。

　谷村さんのファン「彼の曲は中日の平和を呼びかけ、心の美しさを追究する感じでうれしかった」

　谷村新司さん「国を超えて人々が一緒に声を合わせて歌う瞬間に何かが変化していく。心と心がつながっていけば、全て良い方へ動いていく」

　今年は、谷村さん自身が音楽活動４５周年を迎えるのに加え、日中国交正常化４５周年の年でもあることから、今後も「日中双方の良い部分を伝えていくことで、さらに関係が深まるよう活動を続けていきたい」と話している。