デビュー以来、公式戦負け知らずの中学生プロ棋士・藤井四段が２日、大阪で２０連勝をかけた対局に臨んでいる。

　中学３年生のプロ棋士・藤井聡太四段（１４）は、午前１０時から大阪の関西将棋会館で「棋王戦」の予選に臨み、沢田真吾六段（２５）と対局している。沢田六段が先手、後手の藤井四段は、一口お茶を飲んでから２手目を指した。

　ところが始まって約１時間半後に、同じ局面が４回繰り返される「千日手」となったため、午後０時４０分から指し直しとなった。「千日手」は藤井四段の公式戦では初めて。

　史上最年少でプロ棋士になりデビュー以来、公式戦１９連勝の藤井四段は、現役最年長の加藤一二三九段や非公式の対局ながら羽生善治三冠にも勝利し注目されており、今回勝てば歴代連勝記録で６位に並ぶ。