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民進党、文科省内で共有示す資料入手と主張

2017年6月2日 21:42
民進党、文科省内で共有示す資料入手と主張

 安倍首相の友人が理事長を務める加計学園の獣医学部開設を巡る問題で、民進党は2日、党の会合で「官邸の最高レベルが言っていること」などと書かれた文書が文部科学省内で共有されていたことが分かる新たな資料を入手したと主張した。

 民進党が公開したのは、文科省の担当者間でやりとりされたメールとされる資料。その中には、来年4月の開学について「官邸の最高レベルが言っていること」と書かれた文書が添付されている。

 この文書について政府側はこれまで、「存在を確認できなかった」としているが、民進党は「文科省内でメールで共有されていたことが分かる」と主張した。

 民進党・玉木議員「調査をしたときに(メールを発信した)専門教育課の企画係、あるいは企画係長のパソコンなりデータなり、文書というのは調査対象に入っていたんでしょうか」

 文部科学省「企画係長はヒアリングの対象には入っていません」

 民進党は文科省の調査は不十分だと指摘。週明けの国会審議で、安倍首相に対し獣医学部の開設に向けて働きかけを行ったのかただす方針。