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アフガンで自爆テロ 約500人死傷

2017年6月1日 1:55

 アフガニスタンの首都カブール中心部で先月31日、自爆テロがあり、これまでに約500人が死傷した。

 現場は各国の大使館が集まる地域で、日本大使館の日本人職員2人も軽いケガをした。

 事件があったのはカブール中心部の大使館や政府の施設が集まる地区。アフガン政府などによると、朝の通勤などで混雑する時間帯に、路上で自動車が爆発したという。自爆テロとみられ、これまでに90人が死亡、約400人がケガをした。

 また、日本大使館も多くのガラスが割れるなどの被害が出ていて、外務省によると、ガラスの破片などで日本大使館の日本人職員2人が軽いケガをした。

 犯行声明は出ておらず、アフガン国内でテロを繰り返している反政府勢力「タリバン」は、声明で、事件への関与を否定した。

 一方、アフガニスタンのガニ大統領は、犠牲者を悼むと共に「卑劣なテロ行為だ」などと事件を強く非難している。