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“米トランプvs独メルケル”舌戦激化

2017年5月31日 10:58

 アメリカのトランプ大統領は30日、NATO(=北大西洋条約機構)に対するドイツの負担が少なすぎるなどと指摘し、「非常に良くない」と重ねて批判した。

 トランプ大統領はツイッターで「アメリカはドイツとの間に多額の貿易赤字を抱えている」「ドイツはNATOや軍に行うべき支出をしていない」などと指摘した上で、「非常に良くない。変えなくてはいけない」と批判した。

 先週のNATO首脳会議やG7サミット(=主要国首脳会議)の場でもトランプ大統領は同様の主張をしていて、メルケル首相は名指しはしなかったものの不満を示していた。

 メルケル首相(28日)「ヨーロッパが他国に完全に頼れる時代は終わりつつある」

 トランプ大統領はこの発言に反発したものとみられ、両首脳の溝は深まる一方。7月、ドイツで開かれるG20サミットへの影響も懸念されている。