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NYダウ50ドル安 原油先物下落など影響

2017年5月31日 7:28

 30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、原油価格や長期金利が値を下げたことで、エネルギー関連株や金融関連株が売られ、50ドルあまり値を下げた。

 30日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前週の終値から50ドル81セント値を下げて、2万1029ドル47セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も7.01ポイント下げて、6203.19となっている。

 この日は、原油先物価格が下落したことでエネルギー関連株が売られた。また、長期金利の低下によって金融関連株が売られたことも株価低下に拍車をかけた。

 一方で、翌日以降に経済指標が多く発表されることから市場には様子見ムードも広がっていて、積極的な売り買いにはつながっておらず、ダウ平均株価は2万1000ドルの大台を守った。市場関係者は「6月2日に発表される5月の雇用統計が最も大きな経済指標で、それまでは様子見の状態が続くのではないか」と話している。